塩澤ゼミ
研究
古代から近世に至る日本彫刻史を研究しています。中でも、仏師運慶や鎌倉大仏、鎌倉幕府の造像活動など、鎌倉時代の仏教彫刻を研究の中心に置いてきました。一つ一つの作品を歴史の中に位置づけることも大切ですが、のみならず、作品の背景にも目を向け、作品と作者、作品が生み出された事情や背景、作品の社会的機能など、作品と人と社会の関係にも注目しながら研究しています。また、近年は日本列島における肖像彫刻、とりわけ武家の肖像にも関心をもっています。
ゼミ
塩澤ゼミは主に日本やアジアの彫刻や工芸を扱います。ゼミで行う活動は、「調べて、読んで、理解して、観て、感じて、考えて、その結果を文章で表現し、口頭で発表する」ということになります。具体的には、共通テーマを全員で検討したり、卒論制作に向けた各人のテーマ発表に意見交換を行います。こうした活動を通じて、基礎力?専門性?教養の三つを高めることを目標としています。また、週末や長期休暇を利用して、作品見学に赴くことも重視しています。さらに、ゼミでは学習だけではなく、教員を含めて、ゼミを囲む人々の人間関係を培うという側面も大切にしてゆきたいと思います。